2016年頃に出現し、キズナアイがブレイクしたことで認知が広がったVTuber。令和に突入し、今後も目が離せない動画コンテンツです。
編集ソフトや配信アプリがリリースされる中、誰でもVTuberになれる環境が整ってます。ですが、VTuberの要であるキャラクターデザインは、どうやってクリエイター作成依頼すればよいのでしょうか。今回は、VTuberになるための準備として、イラストの作成依頼方法についてご紹介します。
記事の目次
イラストを依頼する手段
動画のネタも大事ですが、少しでも再生回数やチャンネル登録にプラスに働くようにしたい…と思うなら、ビジュアルにもこだわりたいですよね。予算に合わせて、下記の依頼方法を検討してみてください。
①ココナラ
1つ目は、個人のスキルを売り買いできるココナラを利用する方法です。
予算の無い方でも500~1000円で1枚絵(最低価格)を描いてくれます。必要に応じてオプションを利用するなどの多彩な機能から、オリジナルキャラ制作を依頼できます。
②SUKIMA
2つ目は、ココナラのイラスト同様に直接イラストレーターに依頼できるSUKIMAというサービスの利用です。
1枚絵は最低1,000円からです。VTuber用イラストの作成を請け負う方もたくさんいます。(LIVE2D用なら3000円~の方も結構います)
③直接アプローチ
3つ目は、SNSを利用したイラストレーターへの直接アプローチです。
とくにTwitterではプロフィール欄に仕事募集の旨を記載している方は多いです。ダイレクトメッセージなどを使って、連絡を取れば制作料や制作範囲など詳細を教えてくれます。
探せば、LIVE2D/3D用のイラスト作成をするイラストレーター(絵師)の方もいますので。気に入った方にVTuberとして必要なイラストを依頼しましょう。
制作料金の場感は?
VTuberのオリジナルキャラクターの作成をお願いする場合は、予算が必要になります。目的や用途、制作する部分の範囲。また、イラストレーターの知名度や価格設定によって大きな違いがあります。
作成工程でわけた場合の相場
まず、作成工程や枚数の違いで費用が変わります。相場としては、2D/3Dで共に3千円~12万円と幅広いです。手ごろなところだと3~5万円です。
※基本的にクリエイターの方によってばらつきがあります。
オプションの相場
オプションでできることを細かく分けている方(追加型)や最初からある程度予算を必要とする方(1~5万円)、しっかり取る方(10万円前後)など様々です。
※基本的にクリエイターの方によってばらつきがあります。
LIVE2Dは、レイヤーによって部位を動かすことができるのが特徴です。3Dとの違いはイラストが2Dか3Dの違いくらいしかありません。3Dの方がイラストは多く必要になります。
もし、レイヤーを使って部位を動かしたりする場合は、手足や細かいからだの部位をレイヤー分けして依頼することが必要です。相場は、顔だけ、全身、レイヤー分けがあるかどうかで値段が変わるため、予算を決める時の重要ファクターとなります。顔だけなら安いですが、全身は高めの料金を取る方も多いでしょう。レイヤー分けは手間がかかる分、少し高めの費用設定です。
VTuber用で制作を依頼する場合は、一枚のイラストを依頼するだけではなく、全身の動き、表情の設定などを含めた制作を依頼できます。イラストレーターの方によって、口の動きや髪、物理演算用の動きの制作などさまざまです。
依頼するときの注意点
VTuber用イラストを依頼するには、しっかりとどんなイラストを用意してもらうか決めておきましょう。
キャラクターの理想像は明確に伝える
全てお任せで制作してくれる方もいますが、その場合でもある程度の要望をまとめて伝える必要があります。
- 性別…男、女
- 容姿…体形、髪型、顔つき、年齢など
- 服装…学生服、私服、コスプレっぽいもの、など
クリエイター側が用意したテンプレートに記入し伝えることが多いので、用意されたフォーマットを利用して要望をまとめましょう。後出しはクリエイターが対応できなかったり、トラブルになったりするので、自身が理想とするキャラクター像に似たモデルがいれば事前に共有して、クリエイターとの認識をすり合わせましょう。
また、追加分に関しては、追加料金の発生も考えられます。クリエイターの労力は無償ではありません。「イラストを作成していただいている」ということを忘れずに。
ちなみに、VTuberで利用する場合にはレイヤー分けなど通常のイラスト制作よりも多くの情報(要望)を必要とするケースがあります。
レイヤー分けを依頼する場合(とくに2Dキャラクター)
レイヤーはイラストをデジタルで作成する場合に、複数のイラストを重ねて一枚の絵を完成させます。その時に例えば、背景と人物、体のパーツごとに1枚ずつ描いていくなど、これがレイヤー分けです。
一部を修正したい時、そのレイヤーだけ書き直せば、全体を修正しなくて済むなど多くの利点があります。2DのVTuberの場合、パーツに分けて動かすのでレイヤーを動かすパーツごとに分けたい、という要望を伝えましょう。
3Dの場合は動きのイメージ図を
3Dの場合は平面の2Dと違い、正面の絵だけでなく立体的な動きを意識して、別角度から複数枚のイラストを依頼すべきでしょう。バストップや全身、後ろ姿、横顔など、360度見られるキャラクターとして問題ないかチェックできます。
著作権の扱いについて確認する
イラスト作成を依頼した場合に問題となるのが、著作権です。基本的に著作権買い取りであれば安心です。イラスト作成依頼の仲介となるプラットフォームでは、その点が考慮されたフローを踏めますが、直接依頼した場合は著作権が買い取れるかきちんと確認しましょう。
まとめ
今回は、VTuberのイラスト依頼について説明しました。キャラクターを依頼できるプラットフォームには複数あります。必要数に応じて要望を出し、見積もりを頼みましょう。今後のVTuber活動を成功させるためにも、個性のあるキャラクターづくりに励んでください!
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