すでに多数のVtuberが登場し、生存競争が激しくなっているVtuber界隈。単純に再生回数や再生時間を上げる努力だけでは、なかなか収益を向上させることが難しくなっています。そのため、再生回数などの向上に加え、グッズ販売も重要になってきます。実際、キズナアイや田中ヒメ・鈴木ヒナ(ヒメヒナ)、といった有名Vtuberもグッズ販売を行っており、その有効性が分かります。グッズ販売を行うには、どのように商品を仕入れて販売すれば良いのでしょうか。その方法を探ります。
グッズ販売とは何か
まずVtuberのグッズ販売とはどのようなものでしょうか。これは、Vtuberのキャラ・アバターに関連した物品を販売することを指します。事務所に所属するVtuberであれば、事務所のバックアップを得て大規模なグッズ販売はできますが、個人で活動しているVtuberでも制作・販売を委託することでグッズ展開はできます。
有名Vtuberのグッズ販売状況
事務所に所属しているVtuberはどのようなグッズ展開を行っているのでしょうか。
例えば、大手Vtuber事務所である「にじさんじ」は所属するVtuberのグッズ販売を行っています。その内容は、ストラップ、ジオラマといった比較的小さなグッズから始まり、クリアファイル、マグカップ、パーカーまでさまざま。また、Vtuberらしく動画をBlue-Lay化したものも販売しています。
「にじさんじ」は、これらグッズの通信販売を行っているほか、ホームページやイベントで大々的に宣伝を行っています。このように、事務所に所属していればグッズ販売を大規模に行えることが分かります。
個人での販売は「pixivFACTORY」がおすすめ
一方で、個人でもグッズ販売を行うことが十分可能です。さらに、しっかりと準備を整えれば、何と0円からでも在庫を抱えずにグッズ展開を行うことが可能となっています。
0円でもグッズ販売が行えるのは、「pixivFACTORY」というサービスです。このサービスでグッズを販売する場合、必要なものは販売したいVtuberのイラストです。
制作方法
- まず「pixivFACTORY」にアクセスし、用意したイラストをアップロードします。
- ストラップやジオラマなど販売したいグッズの形態を選択します。その後、表示されるグッズの原価に合わせて中間マージンを設定します。
- 「pixivFACTORY」に連携した販売サービスである「BOOTH」を利用し、後は実際に注文を待つのみです。
完全受注生産の強み
この「pixivFACTORY」は、個人で活動しているVtuberにとって大きな味方ですが、一つ注意すべき点があります。「pixivFACTORY」は完全受注生産方式を採用しています。そのため、注文が入った時点でグッズの生産を開始します。在庫を抱えることなくグッズ販売が可能なためロット割引が適用されず、グッズ一つ一つの価格がやや高くなってしまいます。一長一短はあるものの、グッズ販売の大きな味方であることは間違いありません。
まとめ:販売で収益向上
多くの人の支持を得るためにも、動画の再生回数や再生時間を向上させるコンテンツ作りは必須ですが、ファンがついてきたらステッカーやアクキーなど簡単なものからグッズ展開を始めて収益を向上させてみてもいいかもしれません。飽和状態のVTuber界隈ですが、自分のポジションを見つけて、長く注目されるキャラクターになりましょう!