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人気YouTuber集団の1つが、漫才コンビ出身の2人組「水溜りボンド」です。彼らはなぜそこまで人気が出たのでしょうか?男性コンビだと陥りがちな下ネタに一切走らない硬派な姿勢や、他のYouTuberとの多彩なコラボなど、水溜りボンドの魅力や人気の秘密をYouTubeプロマーケターが徹底分析します。

水溜りボンドとは

水溜りボンドは、YouTuber事務所「UUUM」に所属する2人組のYouTuberです。メンバーはカンタとトミーで、もともとはUUUMの二軍にあたるUUUM NETWORKに所属していましたが、実力が認められて2015年にUUUMに昇格しました。
2人は大学のお笑いサークルをきっかけに漫才コンビを結成して、キングオブコント2014では準々決勝進出などの実績もあります。お笑いのライブよりインターネット動画の方が気軽に見てもらえると思ったのが、彼らが動画投稿を始めたきっかけです。実験や都市伝説の考察系、ドッキリなどを得意としています。

※参考:「水溜りボンド」チャンネルはコチラから遷移できます。

水溜りボンドの人気動画/シリーズ

水溜りボンドの動画は、視聴者の日常生活と親和性が高いドッキリ系の動画や、仕事で疲れた後に視聴すれば童心に返ることができる実験系など、男女を問わず共感しながら楽しめるテーマが特徴的です。
結成当初は動画の再生数は100程度でしたが、毎日20時に動画を投稿する定期配信を根気強く続けた結果、2年も経たないうちにチャンネル登録者が100万人を突破するという快挙を達成しています。
水溜りボンドがYouTuberとして活動を始めた当時は、2人組で活躍するバディタイプのYouTuberは珍しく、バディ同士の掛け合いによる面白さは他のYouTuberにはないものでした。コンビという活動形態がライバルとの差別化を図る上でのポイントになり、人気を獲得した要因の1つといえるでしょう。
また、他のYouTuberとのコラボ動画が多いのも水溜りボンドの特徴です。「おるたなChannel」や「スカイピース」とのコラボ「おる溜りピース」としての企画が人気を博しています。コラボ戦略の効果もあり、「おる溜りピース」の登録者は400万人を超えました。

水溜りボンドが人気な理由を考察!

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水溜りボンドがなぜここまで人気を集めたのか、その秘密に迫ってみましょう。

ポイント①:ファミリーで見られる

水溜りボンドの魅力の1つは、ファミリーでも安心して視聴できる安心感です。下ネタは人気取りの手法としては手っ取り早いですが、ユーザーによっては下ネタに強い不快感を表すこともあります。水溜りボンドの下ネタを出さないコンセプトが、家族で安心して楽しめる動画として評価され、幅広い年代層に受けた要因と言えます。
水溜りボンドのコンテンツの健全性は有名で、ファンの間では「YouTube界のNHK」の異名をとるほどです。

ポイント②:編集能力が高い

水溜りボンドは動画のネタが面白いだけでなく、動画の編集力も高いと評判です。編集のセンスとスピードがずば抜けており、他のYouTuberからは「編集おばけ」と評されています。
毎日コンスタントに動画を投稿しながら、高い編集クオリティーを維持しているその取り組み方は、すべてのYouTuberが見習うべき姿勢でしょう。

ポイント③:二人のキャラが対照的

水溜りボンドは、コンビを組む2人のキャラが対照的なのも魅力です。おっとりしたカンタと、時に横暴な振る舞いも見せるトミーは、ドラえもんで言うところののび太とジャイアンのような関係にあり、動画の展開を面白くしています。
また、キャラクターの多面性も視聴者を魅了しています。トミーは実は気配りが上手く、面倒見の良さを見せることもあり、人間らしい多面的な魅力によって多くのファンを獲得しているのです。

【まとめ】水溜りボンドのここを見習おう!

水溜りボンドの大きな特徴は、コンテンツの構成能力に長けたUUUM所属であることと、YouTube配信を開始した時期に2人組のバディが珍しかったことの2点です。先行者としてのメリットがかなり大きなウェイトを占めているため、後発組が今から真似をするのは厳しいかもしれません。
ただ、下ネタを一切出さずに男同士で掛け合うスタイルは意外と少数派です。水溜りボンドを参考にするなら、その辺りを掘り下げると視聴者の心をつかむポイントが見つかるかもしれません。
その他にも、コンビでは安定感のある骨太な動画構成を練りつつ、他のYouTuberとはガンガンコラボしていくというバランスの良さなども、見逃せない特徴と言えます。

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