YouTube上では様々な動画が投稿されており、現在の総動画数は正確には公表されていませんが、18億3000万から21億5000万もあると言われています。しかし恐ろしいことに、総動画の再生回数のうち94%はわずか1%の動画で占められているそうです。
このデータを見ると、動画を投稿してもそもそも視聴してもらうことすら大変だということが分かりますよね。
だからこそ、どのようなジャンルの動画を投稿するかはしっかり吟味すべきだと言えます。今回は、意外と根強い人気を誇る「教育系」動画についてご紹介します。動画ジャンルごとの特徴を知り、あなたに一番あった動画作成を行ってください。
教育系ってどういうコンテンツ?
まず「教育系」動画として挙げられるのが、オリエンタルラジオ中田敦彦さんの「激動の第一次・第二次世界大戦を中田がエクストリーム授業!」です。
この動画では、中田さんが複雑な第一次、第二次世界大戦の発生経緯や結果を噛み砕いて説明しています。
教育系コンテンツの対象となりやすいユーザー層
「教育系」動画の視聴者はあまり限定することはできませんが、比較的年齢層が高めであるとは言えるでしょう。YouTubeのサービス自体のメインユーザーは10代、20代ですが、青少年が自発的に「教育系」動画を見ることはあまり考えられません。むしろ、大学生や社会人が自分の知識の延長線上として視聴するケースが多いと思われます。
教育系コンテンツの特徴
「教育系」動画は大きく分けると2つに分かれます。一つ目が10代の青少年をターゲットとした公教育の内容を分かりやすく教える動画です。
二つ目が20代以上をターゲットとした比較的専門性を持った動画です。これには「もし地球の自転が止まった場合をシミュレーション」や「ハンティングした動物の解体方法」、「川辺の土から鉄を精製する方法」のように、そもそも従事する人が少ない事物を教える動画が挙げられます。
また他にも、
「教育系」動画と言ってもこれだけの種類があり、それぞれ視聴者の傾向が大きく異なります。
メリット
「教育系」動画のメリットとして、Youtuber自身が持つ知識をフルに活用できる点が挙げられます。特に大学で専攻研究を持っていた方や珍しい趣味を持っている人であれば、よりその傾向が高まります。またYouTubeは、再生回数以外にも再生時間も重要な要素になってきます。その点「教育系」動画は、動画全体で一つに知識を提供する形になっているため、動画を最後まで視聴してもらえる可能性が高く、再生時間を稼ぎやすいジャンルであると言えます。
注意点
一方で注意点も存在します。まず一点目が、視聴者の方が専門分野に対する知識が優れていた場合、チャンネル自体の信頼性が低下してしまう可能性です。「教育系」動画は知識の希少性以前に知識の正確性が求められます。他のジャンルと比較して、間違った内容を投稿してしまう恐れがあると言えるでしょう。
二つ目の注意点としては、紹介する内容によっては、YouTubeガイドラインに抵触してしまう可能性があるという点です。例えば危険な化学実験を行うチャンネルなどがこれに該当します。「教育系」動画だからといって、無制限に許容される訳ではないことに留意すべきです。
「教育系」動画には常に根強い人気が
いかがだったでしょうか。「教育系」動画に関するメリットや注意点は上記のようなものがあります。社会人になっても多くの人が本を読むように、人は常に探求心・好奇心を持って生きています。そのため、「教育系」動画は決して人気が消えないジャンルであると言えます。Youtuber自身に知識が求められるジャンルではありますがYoutuberとして‟生き残り”やすい面もあるため、作成する動画ジャンルに迷っているyoutuberはぜひチャレンジしてみてください。