副業としても本業としても多くの人が検討するようになっているYouTuber。日々、数多くのYouTuberがデビューし、その総動画投稿数はyoutube全体で数十億件に上っていると言われています。動画投稿数が伸びていることは、YouTuber界隈の市場が拡大していることを意味していますが、一方で何のノウハウもなくYouTuberを目指しても、簡単には収益化が難しくなっているとも言えます。
そこで今回は、有名YouTuberであるヒカルさん(以下敬称略)の配信スタイルを分析し、そこからYouTuberとして大成する方法を探ります。これからYouTuberを目指す人には必見の内容です。
記事の目次
ヒカルとは
ヒカルは、主に金銭を使用する検証動画やドッキリ系動画のほか、クレーンゲームや1000円ガチャに関する動画を配信しているYouTuberです。一応はソロで活動していますが、チャンネル自体の運営メンバーは他にもおり、これらメンバーと共演することも多々あります。また、その他の有名YouTuberがコラボ出演する場合もあり、その中の一人であるラファエルは、準レギュラーのような立ち位置となっています。余談ではありますが、YouTuberになる前、ヒカルは情報商材系ビジネスを行っていたと言われています。
ヒカルの人気動画/シリーズ
ヒカルが人気YouTuberの仲間入りを果たした動画は、2017年に公開した祭りクジに関する検証動画です。この動画の中でヒカルは、祭りのテキ屋が販売するクジを実に15万円分購入し、当たりが出ないことを検証しました。この動画はテレビでも取り上げられ、一時社会現象にもなるほど話題になりました。
この動画でヒカルは、「金銭を使った検証動画であればヒカル」という立ち位置・イメージを確立し、その後も1000円ガチャの検証動画などのクジ検証動画を定期的に配信しています。
ヒカルが人気な理由を考察!
それでは、ここからヒカルの人気についての検証を行います。ヒカルの人気は、大きく分けて3つの要因が考えられます。
ポイント①:お金を使う
まず1つ目は金銭を使用するという点です。有名YouTuberであるラファエルと同様に、多額の金銭を使用して検証を行うことがヒカルの特徴であり、その他のYouTuberとの差別化ポイントとなっています。言い換えれば、検証動画の大規模化・精緻(ち)化とも言えます。
ただし、金銭を使用することが必ずしも成功の要因である訳ではありません。有名YouTuberであるヒキカンが行った金銭ネタは、視聴者から不評でした。これらを分けるポイントはハッキリとはしませんが、ヒカルの場合は彼のビジュアル、金銭を使用しても嫌みがないキャラクター性が関係していると言えます。
ポイント②:ビジネスセンス
2つ目がビジネスセンスです。もともとヒカルは情報商材系ビジネスをしていたため、YouTubeでもマーケティングを重視し、戦略的に動画を配信しています。とりわけデビュー初期のころは、収益に見合わないコストを掛けて動画を制作していましたが、ヒカル本人はこれが先行投資であったと語っています。このように、将来的な収益を見越した先行投資を行っていることが、ヒカルの成功の要因の一つであると言えます。
ポイント③:広告
3つ目が広告です。これも大別すればマーケティングに含まれますが、デビュー初期のヒカルは動画を広告配信し、視聴者獲得のために積極的な投資を行っていました。この時掛けたコストによって、現在は視聴者数が増加し、過去のコストをペイしていると言えます。
【まとめ】ヒカルのここを見習おう!
いかがだったでしょうか。ヒカルのように、YouTuberという職業に先行投資とリスクの考え方を導入し、将来的な収益を見越して費用をかけた動画を制作することは勇気がいることだと思います。また、初期投資を行うには元手が必要であり、誰でもおいそれと出来ることではありません。
しかし、ヒカルの配信方法のように、再生数が多い動画の類似ネタを横展開することは誰でも可能な戦略です。これからYouTuberになる方は、ヒカルのように「○○動画と言えば」と言われるようなブランディングを心がけてください。